2019年07月19日

「ボルタンスキー展」と「ショーンタン展」へ

ハロー!こんにちは、水乃です。
先週会社を辞めたので、7月後半は楽しい楽しい夏休み!行きたかった美術展に2つ行ってきました( ◜◡^)

一つ目
「クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime」
国立新美術館で9/2まで開催中。
死後の世界のようなメランコリックな大型インスタレーションがドスンドスンと展示されていました。

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噂には聞いていた「ぼた山」
細い通路の先に見えてくる動線なんですが、まがまがしい迫力に圧倒されます。近くにいる喋る黒服のマネキン、最初は怖いんですが、いつのまにか親近感が湧いてくるので不思議です。

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「保存室(カナダ)」
つい目を引かれる、視覚的なパワーがありますよね。普通に生きてたらこんな光景には出会わないですから。歯車のずれた異世界に迷い込んでしまったような、えもいえぬ倒錯感がありました。
※写真は会場の展示ではありません

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「その後、ピック」個人的に気に入った作品。
展示物や自分の影が移動して、無重力にも似た不安定さを感じられて物凄く面白かったです。ワンダーランドというかエヴァンの世界というか。二階健さんとかマンタムさんの作品が好きな人は好きだなと。
※写真は会場の展示ではありません

展示会場全体が澄んだ空気に満ちていて、静かで肌寒くて、お盆の時のような質感の展覧会でした。見るというより、そこにいること自体に価値が見出せる場所ですね。
ミュージアムショップにたどり着いた時の「はい、現実に戻りました」感は異常 笑
家族と一緒に行ってしまったので、長い間滞在できず、惜しいことをしました。これから行く方はラフな服装で、一人で行くのがオススメです!


二つ目
「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」
ちひろ美術館・東京で7/28まで開催中。
打って変わって、こちらは可愛らしい絵本の美術館です!でも内容は一癖どころか二癖ありました。

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マグリット博士!ブルカニロ博士!ロボットマン博士じゃないか!きみ!※違います

アライバル」という絵本の一幕です。主人公が船に乗って引っ越した新天地は、訳の分からない生物が住む、不思議な街でした。という感じ。
シュルレアリスムを愛する水乃はこの絵につられてホイホイやってきたという訳です。
文字のない絵本ですが、絵が上手すぎるので情報量は十分です。上質な無音映画を見ているようでした。それにしても絵が上手い…。

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実物を見て度肝を抜かれた作品。
凄いロマン。凄い迫力。こんな絵が描けたら人生最高だなぁ…!描けるようになりたいなぁ…!
下のミュージアムショップでポスターを買おうかと思いましたが、質感がやはり…印刷だと…うーん
感動に対する備忘録として、この絵のポストカードと図録(ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへ)を購入しました。
やっぱり絵は実物を見ないと!という思いが大強化されました。日本語版のthe rabbitが出たら購入したいです。




ショーンタンの展示期間中ですが、常設のいわさきちひろの絵も見てきました。何度見ても可愛いですね…!この分野でいわさきちひろに勝てる人はいないな…

この日初めて「おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)」という絵本を読んだんですが、なんともやるせないお話で、雨の日らしい、物寂しい気持ちを抱えて去ることができました。鬼も人間も色々だねぇ。

ちひろ美術館、初めて訪れたんですが、建物が凄く素敵で、居心地がすごくよかったです。
正直スペースは狭いので、人とすれ違うのに気を使う必要があるんですが、ドアを開けて貰ったと思ったら、今度は自分が開いて待ってあげたり。どこか狭い蟻の巣の中を行ったり来たりするような感覚があって、とても可愛い空間でした。

さてさて、夏休みはあと2週間!
8月から頑張るためにも、引き続き沢山心を充電したいと思います(◜▿‾ ≡‾▿◝)次の予定は夢の島熱帯植物園だー!ではまた!



ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへ



posted by 水乃みのる at 14:01| 展覧会・美術館

2019年03月25日

ル・コルビュジエ「絵画から建築へーピュリスムの時代」国立西洋美術館

こんばんは!水乃みのるです。
本日は1人のんびり国立西洋美術館に行って来ました!
上野公園はすっかり桜の季節ですね。
満開はまだ先のようですが、平日の今日も沢山の人で賑わっておりました。

さて、本日見た展示はこちら。
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国立西洋美術館の世界文化遺産登録で近年なにかと話題に上がることの多いル・コルビュジエの企画展です。
建築は今ひとつ専門外なのでスルーしようかと思ってたんですが、どうにもこの蛍光ピンクの使われた洒落たポスターデザインに惹かれてしまって。モノクロ写真の中に浮かぶ右上の絵の全体像が気になってしまって。

ついに我慢出来なくて行ってきました。

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写真は撮影可能ゾーンより。
結論から言うと凄く良い展示でした!

基本的には絵が中心の展覧会です。
いつもの地下の企画展示室ではなく、常設展示室を使った展覧会なのですが、物凄く心地の良い空間になっていました。幾何学的な空間と絵が馴染んでいて、絵がどうこうという前に、展示空間が凄まじく"良い"んですよね。作品が場所に合っている。オシャレな空間に気持ちが軽やかになります。音声ガイドで建築の説明をしてくれるのも良い趣向でした。

国立西洋美術館の展示室は本来上部のガラス窓から自然光を取り込む仕組みなのですが、作品保護の観点から現在は人工の光が用いられています。
せっかく美術館の創造主であるコルビュジエの展覧会をここでやるのですから、期間限定とかでも自然光を取り込んだ展示をしたらもっと凄い空間になっていたかも……なんて妄想をついしちゃいました。実際イスの展示がしてあるゾーンは横から光が差し込んでいてとても美しかったです。これから行く方は注目してみてくださいませ。

印象に残った作品はこの辺です。
高いけど図録買っちゃいました。

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シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ作。豆腐かな?

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パブロ・ピカソ作。顔が可愛すぎる。

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アメデ・オザンファン作。これ(とポスターの絵)が見たくて来た。配色が神。

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ル・コルビュジエ作。つよそう。

建築が圧倒的に有名なコルビュジエですが、絵も素敵ですね。ワントーン落とした色の配色が上手すぎる。全体的に大型の作品が多くて見応えがありました。とくに混んでいたということはないんですが、気付いたら2時間半ほど展示室に居て驚き……かなり満足な展示内容でした(*´-`)オススメです

そして最後に余談ですが、先日始めたAdobeStockで、早速1枚絵が売れました!ありがとうございます!まだ10枚足らずしか登録してないのに……とても嬉しい。
今後も追加更新がんばります。水乃みのるでした。



もっと知りたいル・コルビュジエ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)



posted by 水乃みのる at 21:04| 展覧会・美術館

2018年09月17日

「世界を変えた書物展」上野の森美術館

前回に引き続いて、美術館のお話です。
藤田嗣治展に行ったあと、その足で上野の森美術館も行ってきました。
見てきた展覧会はこちら。

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数日前にTwitterで会場の写真を見て気になって、ハシゴした次第です。
こちらの会場もわりと混んでいて、本を見てるのか人を見てるのか分からない感じではありましたが、事前情報通り展示の雰囲気は凄く良かったです!
雰囲気が良すぎて、ほとんどの人は展示物はそっちのけで写真を撮りまくっていました。インスタ映え様様ですね。あちらこちらからシャッター音が凄かった……。

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中盤に複製品に触れるコーナーがあったので触ってきたんですが、かなりしっかりした装丁で痺れました。
これだけしっかりしてるのに花布(ハードカバーの本の背に挟まってる奴)がついてない本もあるんですね。
折丁も綺麗で開きやすい…

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全体的に視覚に訴えた空間作りがされていて、難しいテーマだけど楽しめるように工夫されていたのが印象的でした。
そんなに広い展示スペースではありませんが、古い書物の雰囲気が好きな方は楽しめると思います。
会期は9月24日まで、入場無料です。
ご覧頂きありがとうございました(°▽°)





posted by 水乃みのる at 10:53| 展覧会・美術館

2018年09月12日

没後50年「藤田嗣治展」東京都美術館

仕事がお休みだったので東京都美術館に行ってきました!お目当は藤田嗣治展。
今回かなり大規模な展覧会を開催中と聞いて遥々上野まで行ってきました。

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感想:めっちゃ混んでました。

藤田嗣治ってそんな大人気だっけ!?と叫びたくならんばかりの人混みでした。
事前情報ではわりと空いてると聞いていたんですが……数日前にNHKで特集やった効果ですかね。

とはいえ入場制限がかかる程ではなく、チケット買うのに数分〜10分並ぶ程度で済みました。
前行った近代美術館の藤田嗣治展はガラガラだったのに、不思議なものです。
警備員さん曰く午前中はもっと混んでたそうなので、これから行く方は平日の閉館間際なんかが良いかと思われます。

で、肝心の展示ですが、なかなか良かったです。
展示構成は早年→晩年の時系列順で、特に捻りはありませんが、作品自体のパワーが強いのでシンプルな構成でベストマッチな感じでした。
音声ガイドは片耳仕様で少々使いにくかったかな?そこそこ知識のある方は無くても良いと思います。

フジタの作品は今までわりと見る機会が多かったので、見たことある物が多いかな?と思いきや、全く見覚えのない作品がワンサカ展示してあって良い意味で予想を裏切られました。
大回顧展を名乗るだけはある…!

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初期のこんな感じのから、

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お得意の乳白色。

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戦争画など。

色んな年代の作品が豊富に一通り展示されていました。
リオ時代の作品とか初めて見ましたよ。めっちゃ色が鮮やか……やはりフジタは作風の幅が広いですね。


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なお今回の一番のお目当はこちらの宗教画だったんですが、これが予想以上にめちゃくちゃ良くて。
昔からずっと気になってて、いつか見たい見たいと思ってた作品なので念願叶って凄く嬉しかったです。
画集とかで見て凄く惹かれたのに、いざ美術館で本物見たらガッカリしちゃうパターン多いじゃないですか。
今回はガッカリポイントは全くなく、サイズも大きく、筆は繊細、天使は美しく、金箔は映えまくりで大変満足でした。金箔との色のバランスが絶妙で、物凄く心地よかったです。

惜しむべきは図録の掲載サイズが小さいことでしょうか。見開きか観音折りで欲しかった( ; ; )
あの金色はオフセットじゃ表現できないからしょうがないか……

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藤田嗣治展を見た後は公園内のカフェで昼飯を食べて、上野の森美術館へ向かいました。
そちらのレビューはまた後日書きたいと思います!
ご覧いただきありがとうございました。




posted by 水乃みのる at 18:18| 展覧会・美術館